めんどうをありがとうに~生理バンザイ!?~

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突然ですが、女性の皆さまにお聞きします。
「生理は好きですか?」

・・・「え?キライだけど…?」
おそらく、10人中9人(あるいは10人?)の方はそう思ったのではないでしょうか。

お腹や腰は痛むし、お風呂は入りづらいし、運動も出来ないし、面倒だし。。。
なにより生理前の感情の浮き沈みやイライラ(PMS)がツラくて…という方もいるかもしれません。

でも、本当に生理ってやっかい者なのでしょうか?
ということを今日は考えてみようかと思います。


名前から考えてみても、
「生理」というのは、生きているからだの諸現象や機能。「月経」という名前も、月ごと周期的なリズムで訪れることからついています。
妊娠や出産にも言えることですが、からだが整っていれば、女性に備わった自然の現象であり、病的なものではないはずなのですよね。



ではなぜ皆この生理がツライ&キライになってしまうのでしょうか?

ツライ&キライの理由は、ひとつには、普段と違うからだの症状が実際に不快だからだと思います。
からだに変化が起きているのだから、貧血気味に感じたり、痛みがおこる、だるさがおこる、眠い、など、いつもと違う反応が出ることは、個体差はあれ、ある意味当然のこととも言えます。
何も感じなくなれば良いわけでもなくて、症状を感じることも大切なことで、その症状をどう捉えるかが大事なのかな、とも思います。気にならないレベルならば理想ですが、例えば、この痛みは何を教えてくれているんだろう、とか、このイライラの奥には自分のどんな欲求があるのだろう、とか考えてみる。難しく考えなくても、ただ、ああ、からだは休養の機会を与えてくれるんだ、と感じるかもしれません。

だからと言って、生理中ずーっと自問したり休んでいるわけにもいかないので、出来るだけ病的にならず快適に過ごせるように調整したいですよね。それには生理中に、普段通りこなすために薬で痛みを押さえよう、ではなくて、普段のからだを整えることが大切かと思います。あたためる、ゆったり過ごす、自律神経を整える、骨盤内の血流を良くする、などなど。



そして、ツライ&キライのもうひとつには、生理に対するイメージが大きいのでは?と思います。
子どもの頃から、生理について、女性性について、どんな意見を聞いてきたか?
思い出してみると・・・母親や周りの大人、友達から、生理は痛いよーイヤだよねー、女は損だよねー、と絶えず聞いていたような。。気はしませんか?
そのイメージは定着していませんか?

私自身も、生理は素晴らしいよ、いいものだよ、という意見を聞いたことはありませんでした。大人になってからも。

今になって、出産を経て、授乳中の無月経期間を経て、数年ぶりに生理が訪れたからだをじっくり観察し、感じるという経験をして、初めてかもしれません。ワオ!生理って、スゴ~イ!と、感動したので(笑)改めて考えて、記事を書こうと思ったのです。


何がすごいって、この、流動性と女性性。
子宮内が掃除され一旦ゼロになり、そこからまた再生するエネルギーの力、からだとこころの連動を感じ、神秘を感じるまたとない機会!(と書くと何だかワクワクしませんか(!?))
この、いらないものを出してくれるというデトックス作用は、意識するとすごく気持ちがよいものですよね。もちろん男性も、発汗、快便がよいデトックスになりますが、生理というデトックスは女性の特権です💐それだけでも、ありがとう生理!と、少しでも辛さより感謝が増したら感覚も変わるような気がするのです。

そして生理は、育む、生み出す、手放し、愛する、何だかこういった女性性を包含しているようにも感じます。それをツライ&キライで悪者扱いしてしまうのは、寂しいな、残念だな、できるだけ、心地よく、大切にしたいな、と、感じるのです。


そんなわけで、長くなりましたが、発想を転換すると、自分のからだに起きるこの「生理」現象を理解し、いたわる方向にいくのではないかなーと思い、書いてみました。ひとりではなかなか辛さを変えられない、整えたい、と感じる方はご相談ください。



ところで、最近古代フラダンスを習い始めたのですが、地味な動きでもすごく骨盤や足腰の筋肉を使うので、レッスンが終わった後は足先までぽかぽかだし、骨盤内の血の巡りがすごく良くなるのを感じます。
女性性アップになりそう...と期待している私であります。



あ、ここまで読んでくれた男性がいるかわかりませんが...男性にもこの生理のことを理解してもらえたらいいなぁと思います。パートナーが月1でイライラしていたり辛そうにしているのを見るのも辛いだろうから。。どう接したら良いかとか、悩んでいる男性も多いかもしれませんね。でも、相手が普段とちがう状態であることを許し、普段通りに接しつつも、何か相手が喜びそうな普段とちがうことをして、楽しめたらいいのかなぁ、と、なかなか難しい要求をしつつ、今日はこの辺で終わりにしまーす。